2014年11月26日

14332 人は生まれながらに「ことば」を持っている

 第1939号 宮ぷー こころの架橋ぷろじぇくと  
                   2014年11月26日現在 参加者人数6502人
 「11/26昨日の宮ぷー」      
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http://ohanashi-daisuki.com/info/story.html


白雪姫プロジェクトやメルマガでのお尋ねや、GO!GO!白雪姫プロジェクトin金沢での
指談のお尋ねなどで、「障がいを持ったのが、字を覚える前の、0歳や1歳だったの
で、指談は無理でしょうか?」「今、2歳です。指談はむずかしいでしょうね」という
メールがよくあります。今日もそんなお尋ねをいただきました。
私は、自分は、なかなかいろいろな方と指談ができずにいるけれど、でも、そのたび
に、いえ、大丈夫だと思います、必ずできると思いますとお返事をします。
どうしてかというと、私が出会った子どもたちが教えてくれたことは、私たちは生ま
れたときから、すべてを実は知っているのだということでした。数字もそれから、言
葉も、何もかもを・・・。

それは、動物や虫が、誰にも教わらなくても、食べるものも、巣の作り方も、えさを
とる方法も、何もかもを知っているように、実は私たちも、生きていくために必要な
ものは、もう生まれたときから知っているのだと子どもたちは教えてくれました。私
の話す言葉を、犬もネコもみんなわかってくれるように、言葉は本質として取らえる
ことができていると私は思っています。これは私の考えだけど、指談は、障がいを
持っている方が知っている言葉の本質を伝えていて、私たちは私たちの中にもしっか
りとあるその本質を、しっかりととらえる方法なのだと思うのです。そのとき、私た
ちは、言葉を訳すように、それが、指の動きとして、感じ文字となるのだと思ってい
ます。そのことを、体が動かなくて思いを持っていないと思われていた子どもたち
や、自閉症の子どもたちが教えてくれたなあと思います。

小さな就学前の子どもたち、たとえば1歳の子どもが指談ができたら、みんなは、あ
りえないと思って、嘘だと思ったり疑ったりするかもしれません。それは、やっぱり
大きな常識の中や、私たちが本当だと思っていることにだけ、真実があると信じてい
るからだと思います。私も、二十年ももっと長い間、その常識の壁があって、それを
勇気を出して言い続けることができずにいました。でも、もうそんなことはやめたい
です。疑われることが、怖いとか、そんなことは怪しいと思われないだろうかだなん
て、怖がることではもう私はしたくないのです。本当のことは、本当のこと。もう目
をつぶっていたり、伝えることをためらうことはやめたいのです。

そのことがはっきりしないと、「うちの子は、そんな難しい言葉を知っているはずが
ない」「テレビだって、お母さんといっしょを見ていても、他のニュースは知ってい
るようには思わないです」という中で、お母さんやお父さん方が苦しい思いをされた
り、不安になったりされると思うのです。子どもたちが指談で文字を綴れるのは、た
くさん絵本を見たからとか、人の話に耳を傾けていたからとか、いっぱいいろいろな
人の話を聞いたからとか、そういうことではなくて、みんな実は知っているんだ。そ
して、宇宙といつもつながっていて、私たちは生きているんだということなのだと思
います。

もちろん、絵本を読んでもらえたり、お話をしてもらえることは、とてもうれしいこ
とです。そして大切なことです。それを否定しているのではないのです。私が言いた
いのは、そんな理由付けは必要ないことだと思っています。人間は一人で生きている
のではありません。いつも、大きな宇宙とつながって、人ともつながって、湧き上が
るようなその人その人の思いを持ちながら生きているのです。そのことをこれから
も、何度もお話させていただきたいのです。
もう、どんな理由でも思いを伝えることをあきらめるなんてことがあるのは嫌なので
す。

 では、日曜日のお話です。日曜日は、朝、食事のあと、橿原神宮に出かけました。
とても大きな鳥居をいくつもくぐってお参りしました。土曜日も日曜日も、とてもい
いお天気。紅葉がとてもきれいでした。お宮さんにも車椅子で行けるようにスロープ
があって、宮ぷーも、みんなと一緒にお参りができました。参道には、お味噌や野菜
が売られていました。丹波の黒豆の黒豆味噌を買ったら、福引きの券をいただきまし
た。それで、宮ぷーが、くじをまわしたら、ピンクの玉が出てきて、大当たり。桜草
の鉢をいただきました。わあ、宮ぷーは、くじ運がいいなあ。

そのあと、飛鳥画廊へ。11時をちょっとまわってしまいました。お客さんがたくさ
ん来て下さっていました。毎日宮ぷーにメールをくださるひろちゃん。ひろちゃんは
車椅子に乗っていて、いろいろなことを教えてくれます。宮ぷーが大好きで、会場に
いるあいだ、宮ぷーが、移動すると、ずっとそばにいて、宮ぷーの手をそっとさわっ
たり、顔をじっとみてくれていました。それから、ご主人が病気で意識障害の状態に
なったときに、看護師長さんが、白雪姫プロジェクトを伝えてくださって、それから
は親しくさせていただいている奥様のまゆみちゃんも来てくれて、宮ぷーとおしゃべ
りしたり、新しく座位保持装置を作るということで、宮ぷーの座位保持装置の写真を
とったり、胃瘻の様子をみてくれたりしました。

 いつもメルマガを読んでくださっていて、前に、「かっこちゃん、本を電子書籍に
してくれてありがとう。私は弱視で、本が読めなかったけど、かっこちゃんの本が読
めるようになったよ」とメールをくださった方も来て下さって、絵と文字をお顔を近
づけて、一枚一枚ていねいに見てくださいました。涙が出るほどうれしかったです。
もっともっとたくさん大好きな方が来て下さいました。ふうちゃんも来て下さいまし
た。あっこちゃんやむねおさんも来て下さいました。いろいろな方が来て下さって、
こんなにたくさんの方に応援をしていただいているんだと、やっぱり涙が出ます。

関西のみなさんも、ずっとずっと今日もスタッフをしてくださっていました。みんな
で写真を撮って、それから、3時半に奈良を出発しました。宮ぷーの家についたのは
10時過ぎでした。宮ぷーは、きっと疲れたと思います。私は一緒に行ってくれた
チームのみんなにも、宮ぷーにもそして、来て下さったみなさんにも、関西のみなさ
んにも、ただありがたくて感謝の思いでいっぱいです。それから、たくさんの方に、
個展には行けないけど祈っています。おめでとうとメールをいただきました。本当に
ありがとうございました。
また絵をいっぱい描いていきます。
個展はまだまだ続いています。サンフランシスコのまこちゃんがいて下さいます。

かつこ

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Posted by ほこぴー at 09:00