2013年03月02日

13063 素敵な演奏発表会でした

 第1304号 宮ぷー こころの架橋ぷろじぇくと  
                    2013年3月2日現在 参加者人数6522人
 「3/2 昨日の宮ぷー」      
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http://ohanashi-daisuki.com/info/story.html


今日、たけちゃんのお母さんの彩ちゃんにメールをしました。そしていただいたお返
事メールに、私は涙をぽろぽろ流して泣きました。たけちゃんと最初に出会ったの
は、鴻巣での講演会のときでした。ストレッチャーに乗られて、じっとわたしをみつ
めてくださっているお子さんがおられるなあと思ったのが最初でした。そして、講演
会の中で、柴田先生のお話しをさせていただいたときに、たけちゃんが、急に目をキ
ラキラとさせて、「僕、柴田先生と会ったことがあるんだよ。知っているんだよ」と
いうふうに言われたように思いました。そのあと、たけちゃんのお母さんの彩ちゃん
とお嬢さんと、そしてたけちゃんが、サインの列に並んでくださって、そして、私は
たけちゃんに「柴田先生をご存じなんですか?」とお声をかけさせてもらったことが
最初の出会いでした。

・・・・
かっこちゃん。いつも尊晴のことを気にかけてくださって、光を当てていただいて、
本当にありがとうございます。とってもとってもお忙しい中、Facebookを見てシェア
してくださったり、メルマガにもたびたび紹介してくださって、どれほど大きな勇気
に、希望に繋がっているか…本当にいつもありがとうございます。
かっこちゃん。筆談の練習を頑張っていて、まだまだ私が力が入ってしまってうまく
いかないことの方が多いのですが、時々ふわっと力が抜けて、文字にすることができ
たりします。「メダル物語」を配信して下さったあと、尊晴に感想を聞いてみたんで
す。その時、「はやく 震えている人を その手で連れ出してあげなきゃ。僕はこの
手で その人を守る。」と言ったんです。「その人って誰?」って聞いたら、「かっ
こ先生」って答えました。

かっこちゃん。とってもおこがましいのですが、もしかしたら尊晴はずっと前に「い
つか良き時に会いましょうね。」と、かっこちゃんや柴田先生と約束していたのでは
ないか…と、そんな風に思えてならないのです。…かっこちゃん、いつも溢れるほど
の愛をありがとうございます。大好きです。彩
・・・・
わたしはたけちゃんの言葉を読んで涙がとまらなかったのです。本当に、きっときっ
とそうですね。たけちゃんと私、きっときっと約束をしていたのですね。ぼろぼろぼ
ろぼろ泣きました。ありがとう。たけちゃん。私は強がりで、でも、本当は弱虫で、
白雪姫プロジェクトでも、つっぱしりながら、ときどき何かあるとものすごく不安に
なったりします。でも、だいじょうぶだいじょうぶ。どんなこともいつかのいい日の
ためにあるからと思いながらも、たけちゃんがそんなふうに言ってくださると、本当
にたけちゃんに助けてもらって、元気になれるし、涙がこぼれるよ。たけちゃんあり
がとう。なんて、素敵なのでしょう。ありがとう。

白雪姫プロジェクトにも参加くださっているこんともちゃんが書かれたご本「あー
ちゃんの虹」の重版が決まったことをうかがって、とてもうれしい気持ちなのです。
ともちゃんの妹さんが書かれた文章があります。妹さんのブログ「日々のあわ」から
です。
・・・・・・
日々のあわ (手作り石けんSopoブログ)ひっそり手作りしているSopoの「しあわ
せっけん」のおはなし。
http://sopodiary.blog33.fc2.com/ (1月30日)
「世界一大切な本」
今日は、個人的なお話を書きます。2011年12月、私の最愛の姪が6歳で天国へ召され
ました。もう1年が経ちましたが、姪の生きた6年はあまりにも濃くて、いまだに私は
文章でまとめることができません。まだ姪の生きている2011年11月のこと。姉に「本
を書いてみませんか?」と出版社の方からお話がありました。その時、姪はとても元
気だったので姉も、姪のそれまでの病気と闘ってきた日々を1冊の本にまとめようと
していました。

そんな中、姪は突然、逝ってしまいました。しばらくはそんな本の話も忘れていまし
たが出版社の方から姉に、「とても辛い状況ではあるけれど今の気持ちを綴りません
か?」そんなお話を頂きました。私たち家族は反対しました。まだ全く受け入れられ
る状況ではなかったし本に起こすという事は、どれほどに辛い作業なのか、写真を見
ることさえ出来なかった家族には、痛いほどわかったからです。
しばらく考えて、姉は『書くこと』を選択しました。とっても、とっても考えたと思
います。でも、人の記憶や感情はどうしても薄れていってしまう。姉は、「今じゃな
ければ書けない気持ちが必ずある」そう私に言いました。
そして、姪が6年間命を懸けて生きてきた日々がほんの少しでも、本を読んで下さっ
た方の人生の「気づき」のきっかけになれれば・・・と。そうして、姉はたくさん泣
きながら、苦しみながら1年かけて本を書き上げました。

みんな、この世に生まれてきた子たちは奇跡の子でありみんな、普通の子です。私
は、そんなことを姪から学びました。
本当に大切な存在だったからこそ、家族だったからこそ、こうして体感するわけで、
本を読んだ人にどこまで伝わるのかはわかりません。
最初に書いたように、人の人生は、1冊の本でまとめられるものではなく、私たち家
族にすれば、姪の人生のほんの一部分です。
それでも、私たち家族が姪から教えてもらったことを、少しでもたくさんの人と分か
ち合えたら。そんな願いを込めて、作られた本です。
・・・・・・
あーちゃんの虹はhttp://www.amazon.co.jp/dp/4286134385
で買えます。あーちゃんの虹の本、私もぜひ多くの方に読んでいただきたいです。生
きること、愛すること、本当にいろいろなことをあらためて感じたり、この地球、こ
の宇宙で生きていられることに感謝したり、いろんなことを考えさせてくださいまし
た。

本のことで、もうひとつ、みなさんのおかげで「僕のうしろに道はできる」の本も重
版が決定しました。白雪姫プロジェクトの本です。どうぞこれからも宜しくお願いし
ます。これはこちらから。http://www.amazon.co.jp/dp/4883205754

 私は音楽があんまりできないのに、でも、今の学校では理科と音楽を今年と去年は
担当しています。ピアノが初めてで4月にはドレミを弾くことも難しかった生徒さん
が、一緒に練習を始めて、すごくすごく上手になったのです。それで、これはみなさ
んにも聞いてもらいたいなあと思って、歌でも楽器でもなんでもいいからひとつ好き
なものをみんなで発表しようかということになったのです。ところが朝、中2の先生
が一人の女の子がそれが嫌なので、学校をお休みしようかと思ったと、話していたと
聞いて、それは大変。拍手係がとても大切なお仕事なのでそれをしてねとお願いをし
ていたのでした。発表会の順番はじゃんけんで決めました。なんと一番負けたのは私
でした。わあ、私からだ!!すごく緊張して、練習のときはわりと引けていたのに、
ショパンの別れの曲を弾いたのだけど、もう最初からつまづいて弾けません。「最初
からお願いします」ってみんなに言って、また最初から弾いたのに、もう失敗だらけ
でした。とほほ。

それからみなちゃんの本当にうっとりするようなNHKでも流れている「花は咲く」の
ピアノ。まーくんのウクレレ、初めての女の子のピアノとこっちゃんの笛。みんな本
当に上手で涙が出ました。それで、そのあと、卒業式にすることになっている「僕の
歩く道」の合唱とそれから、「3月9日」の合奏を練習したのだけど、でも、いっぱい
練習したのに、まだ15分も時間があまってしまったのです。みなちゃんの「花が咲
く」が聞きたいとリクエストしたら、みなちゃんが、かっこちゃんリベンジって言っ
てくれて、私が「別れの曲」を弾きました。あ、最後までいくかなと思ったのに、最
後近くで弾けなくなったらそのあとはまた緊張してボロボロです。それで、みなちゃ
んが弾いてくれて、そのあと、誰かお願いしますと言ったら、まーくんが、「まだ弾
いたことないけどいつか弾きたかったので」とウクレレで「風になる」を弾いてくれ
ました。

初めてだったからしかたがないけど、間違えたりしたのです。でも、ちゃんと最後ま
で弾いてくれたら、最初に拍手係に決まった女の子が「まーくんの演奏聞いたから、
勇気もらって弾きます」とピアノを弾いてくれました。とっても上手でまた涙が出
て、私は最後にみんなに、「みんな本当に素晴らしかったです。上手な演奏にも心が
揺さぶられるけれど、みんなの一生懸命の演奏にすごく心が揺さぶられて涙が出まし
た」と言ったら、みんなも涙をうかべていて、私も胸がいっぱいになりました。いい
演奏会だったのです。でも、私は家に帰ってから、聞いてもらうと弾けなくなるか
ら、観客さんの前で弾く練習をしようと思って、家の犬のいちじくと凛に頼みまし
た。「二人は観客だから、私のピアノをちゃんとここに座って聞いていてください。
終わったら拍手をしてね」と言ったのです。いちじくはちゃんと座ってこちらを見て
いたけど凛は、ちょっとだけ座ってどこかへ行ってしまいました。終わったあといち
じくに拍手は?というと(ちょうだいちょうだいというふうにして拍手をする練習を
したのに)首をかしげるばかりでした。二人の前だと弾けたのにな。

かつこ

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Posted by ほこぴー at 08:02